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正距方位図法とは?

せいきょほういずほう

正距方位図法とは、地図の中心点からあらゆる方向の距離と方位を正確に表すことができる地図投影法です。

正距方位図法(Azimuthal Equidistant Projection)は、地図上の中心点(投影中心)から地球上の任意の点までの距離と方位を正確に再現できる地図投影法のひとつです。中心点を起点にすればどの方向への距離も正しく測定でき、方位も正確に表されることが最大特徴です。

一般的に、地球のような球体を平面に投影すると、面積・距離・形・方位のいずれかが歪みます。正距方位図法では中心点からの距離と方位を優先して保存するため、中心点から遠ざかるほど形や面積は歪みが大きくなります。地図の端付近では大陸の形が大きく変形して見えます。

主な用途としては次のようなものがあります。

  • 航空路線や船舶航路の計画(特定地点からの最短経路の把握)
  • 無線通信・衛星通信でのアンテナ方向の計算
  • 地震の震源地からの距離把握
  • 国連(UN)の旗に使用されている地図がこの図法を採用しており、ニューヨーク(国連本部所在地)を中心とした正距方位図法が描かれています

日本でも理科や地理の教育で取り上げられる基本的な投影法のひとつであり、地図投影法の特性を学ぶ際の代表例として説明されることが多いです。中心点を東京に設定した場合、東京からロサンゼルスやロンドンまでの大圏(最短)コースを直線で表すことができます。

使い方・例文

「東京を中心とした正距方位図法の地図を見ると、日本からどの国への距離と方位が一目でわかる」という形で、地理の授業や航路設計の場面で登場します。

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