機会費用とは?
きかいひよう
機会費用とは、ある選択をしたとき、あきらめた他の選択肢から得られたはずの最大の利益のことです。
機会費用(opportunity cost)とは、ある行動や選択をしたときに、それと引き換えに断念した次善の選択肢から得られたはずの価値を指す経済学の概念です。実際に支払ったお金(明示的コスト)だけでなく、選ばなかった選択肢の「失われた恩恵」をコストとして捉えます。
例えば、100万円の資金を事業に投じる場合、そのお金を銀行に預けていたら得られたはずの利子が機会費用です。また、大学進学を選んだ場合、その期間に就職して稼げたはずの給与も機会費用と見なします。
機会費用が重要な理由は、人や企業・政府は常に限られた資源(お金・時間・労働力)を使って複数の選択肢の中から1つを選ばなければならないからです。合理的な意思決定をするには、目に見えるコストだけでなく機会費用も考慮する必要があります。
機会費用の考え方が活きる場面には以下があります。
- 企業が設備投資か株式運用かを判断するとき
- 個人がキャリアや進学を選ぶとき
- 政府が公共事業への予算配分を決めるとき
- 農地をどの作物の栽培に使うかを農家が決めるとき
機会費用は経済学的思考の基礎であり、「何かを選ぶことは何かを諦めること」という希少性の原理を端的に示す概念です。
使い方・例文
自分のカフェを開業するために会社を辞めた場合、その期間に会社員として得られたはずの給与が機会費用にあたります。事業の損益を評価する際にはこのコストも考慮することが重要です。
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