橋の耐震補強とは?
はしのたいしんほきょう
橋の耐震補強とは、地震による倒壊・落橋を防ぐために既存の橋梁に施す構造的な強化工事のことです。
橋の耐震補強とは、完成済みの橋梁に対して後から地震への抵抗力を高める工事を行うことを指します。日本では1995年の阪神・淡路大震災で多くの高架橋や橋梁が倒壊・落橋し、甚大な被害が生じたことを契機に、全国規模での耐震補強が急速に進みました。
補強の主な工法には以下のものがあります。
- 橋脚巻き立て工法:コンクリート柱や鋼板を既存の橋脚の外側に巻き付けて剛性と靭性を高める
- 落橋防止装置の設置:橋桁が支承部からずれ落ちるのを防ぐチェーンやケーブルを取り付ける
- 免震支承への交換:地震の揺れを吸収する積層ゴム支承などを設置して上部構造に伝わる力を低減する
- 基礎の補強:地盤改良や増し杭などで基礎の支持力を強化する
国土交通省は道路橋示方書を改訂し、特に「レベル2地震動」と呼ばれる大規模地震にも対応できる設計基準を導入しました。高速道路や幹線道路の橋梁を優先しながら、自治体管理の橋にも補強が広がっています。インフラの長寿命化とともに耐震性の向上は社会基盤維持の根幹として位置付けられています。
使い方・例文
阪神高速道路の橋脚がコンクリートで巻き立て補強されているのが耐震補強の典型例で、新幹線の高架橋でも同様の工事が各地で行われています。
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