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模式産地とは?

もしきさんち

模式産地とは、生物や鉱物の新種記載の基準となった標本(模式標本)が採集された場所を指す、分類学上の重要な概念です。

模式産地(もしきさんち、英: type locality)とは、生物の分類学において、ある種を正式に記載する際の根拠となる模式標本タイプ標本)が採取された地点のことを指します。新種の生物を発表する際には、その種の特徴を代表する標本を指定し、採集された場所を明示することが国際的な命名規約(動物命名規約・植物命名規約など)によって求められています。

模式産地が重要な理由は以下の通りです。

  • 将来的に分類上の疑義が生じた場合、模式産地での追加採集や比較研究の基準になる
  • 種の分布域や生態環境を記録する上での起点となる
  • 分類の優先権を定めるための歴史的証拠となる

模式産地は単一地点だけでなく、広い地域が指定される場合もあります。また、過去の文献では採集地の記録が曖昧なものも多く、現代の研究者が模式産地を特定するための調査を行うこともあります。

鉱物学においても同様の概念が使われており、新鉱物が初めて発見された産出地点を「模式産地」と呼びます。特定の鉱物の模式産地は、その鉱物の名称の由来になることもあります(例:「イタリアのモンテソーマ産」など)。

使い方・例文

ある昆虫の新種が北海道の特定の山で採集された場合、その山が「模式産地」となり、学術論文に明記されます。

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