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棚卸資産の評価とは?

たなおろししさんのひょうか

棚卸資産評価とは、期末に在庫として残る商品や製品などの資産について、財務諸表上の金額を決定するプロセスです。

棚卸資産評価(たなおろししさんのひょうか)とは、企業が期末に保有する在庫(商品・製品・原材料・仕掛品など)の貸借対照表計上額を決定する会計処理のことです。棚卸資産の評価は、売上原価の計算と利益の額に直接影響するため、財務会計において非常に重要な論点となります。

日本の会計基準では、棚卸資産は原則として取得原価で評価します(原価法)。また、期末の正味売却価額が取得原価を下回った場合には「低価法」により切り下げが必要となります。

複数の仕入れ価格が混在する場合の原価配分には、以下のような評価方法が用いられます。

  • 先入先出法(FIFO):先に仕入れたものから先に払い出すと仮定する方法
  • 移動平均法:仕入れのたびに単価を平均して計算する方法
  • 総平均法:期間全体の平均単価を使う方法
  • 個別法:各在庫品を個別に識別して原価を把握する方法

かつて認められていた後入先出法(LIFO)は、国際財務報告基準(IFRS)では廃止されており、日本でも2010年の基準改正で廃止されました。棚卸資産の評価方法の選択は、企業の利益額・税額・財務指標に影響するため、適切な方法の選択と継続適用が求められます。

使い方・例文

決算書の読み方や原価計算を学ぶ際に登場します。「先入先出法と移動平均法のどちらを採用するかによって、期末在庫の評価額と売上原価が変わる」という文脈で使われることが多いです。

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