柴灯護摩とは?
さいとうごま
柴灯護摩とは、野外で大規模な火を焚いて行う密教の護摩供養の一形式で、山伏(修験者)が中心となって執り行う修験道の重要な儀礼です。
柴灯護摩(さいとうごま)とは、密教の護摩(ごま)供養を屋外の大規模な形で行う儀式です。通常の護摩は堂内の護摩壇で行いますが、柴灯護摩は薪(柴)を野外に高く積み上げて点火し、炎の中に供物を投じながら祈願を行います。
この儀礼は特に修験道(山伏の修行体系)と深く結びついており、山伏が法螺貝を吹き、独特の作法に従って聖なる火を起こします。火の力によって煩悩を焼き尽くし、祈願成就・諸難消除・五穀豊穣などを祈る意味があります。
儀式の主な流れは以下の通りです。
- 結界を張り、四方を清める
- 法螺貝の演奏と山伏装束での入場
- 点火と護摩木・供物の投入
- 祈願文の読み上げと加持祈祷
- 火渡り(参拝者が燃え尽きた火の跡を歩く)
火渡りは参加者が直接体験できる要素として人気が高く、無病息災を祈りながら炭の上を素足で歩きます。全国各地の神社・寺院や修験道の霊山で行われており、奈良の大峯山や京都の鞍馬寺などが有名です。荘厳な炎と山伏の装束が組み合わさった光景は、日本の宗教文化を象徴する場面の一つです。
使い方・例文
節分や春秋の祭礼シーズンに神社・寺院で行われる火渡り行事として紹介される場面や、修験道・山伏文化を解説するドキュメンタリーで登場します。
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