枕草子とは?
まくらのそうし
枕草子とは、平安時代中期に清少納言が書いた随筆文学で、宮廷生活の機智あふれる観察や自然への感受性をいきいきと記した作品です。
枕草子(まくらのそうし)は、平安時代中期に清少納言が書いた随筆(エッセイ)です。「春はあけぼの」で始まる有名な書き出しをはじめ、四季の自然・宮廷での出来事・人物評・もののあわれなど多岐にわたる内容が約300段にわたって記されています。
清少納言は一条天皇の中宮・定子に仕えた女房(女性の宮廷官人)で、枕草子は定子のサロンを中心とした宮廷生活の観察録としての性格を持っています。執筆時期は10世紀末から11世紀初頭にかけてとされています。タイトルの由来については諸説あり、「枕元に置く備忘録」のような意味とも言われますが定説はありません。
文体の特徴として以下の点が挙げられます。
- 「をかし」(趣深い・おもしろい)という美的感覚が全編を貫く
- 鋭い観察眼と機智に富んだ表現
- 随想・日記・類聚(ものの列挙)の三要素が混在
- 口語的で生き生きとした和文
同じ時代に紫式部が書いた源氏物語と並び称される平安文学の双璧で、日本文学史上の重要な古典として今日も学校教育で広く扱われています。女性の視点から記された宮廷文化の記録としても、歴史的資料の価値が高い作品です。
使い方・例文
国語の授業で冒頭の「春はあけぼの、ようよう白くなりゆく山ぎは…」を音読し、平安時代の感性を学びます。
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