朴正熙とは?
ぱくちょんひ
朴正熙とは、1961年のクーデターで権力を握り、約18年間韓国を統治した軍人出身の政治家で、経済開発と独裁政治の両面で語られる人物です。
朴正熙(パク・チョンヒ、1917〜1979年)は大韓民国の第5〜9代大統領です。慶尚北道亀尾出身で、日本統治時代に満州軍官学校・日本陸軍士官学校を経て軍人となりました。
1961年5月、軍事クーデター(5・16軍事政変)で政権を握り、1963年に大統領に就任しました。以後1979年に暗殺されるまで約18年間にわたって韓国を統治しました。その政治は次の二面性で評価が分かれます。
経済開発の側面として、5か年計画を連続して実施し、輸出主導型の工業化を推進しました。製鉄・石油化学・造船・半導体などの重化学工業を国家主導で育成し、「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長を実現しました。この時期の韓国のGDPは飛躍的に拡大しました。
独裁政治の側面として、1972年には「維新憲法」を制定し、大統領の権限を大幅に拡大する体制(第四共和国)を構築しました。労働運動・言論・反政府活動を厳しく弾圧し、中央情報部(KCIA)を通じた監視社会を形成しました。
1979年10月、KCIAの部長・金載圭に射殺され、長期政権は突然の幕切れを迎えました。現在も韓国社会では功罪の評価が大きく割れる歴史的人物です。娘の朴槿恵は第18代大統領を務めました。
使い方・例文
韓国近現代史の授業や、東アジアの政治・経済発展モデルを比較する際に朴正熙の名前が頻繁に登場します。
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