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有機金属化合物とは?

ゆうききんぞくかごうぶつ

有機金属化合物とは、炭素と金属原子が直接結合した化合物の総称で、触媒や材料科学など幅広い分野で活用されています。

有機金属化合物(organometallic compound)とは、金属原子炭素原子が直接結合(金属—炭素結合)を持つ化合物の総称です。有機化学と無機化学の境界領域に位置し、「有機金属化学」という独立した学問分野を形成しています。

有機金属化合物の歴史は古く、19世紀にはジエチル亜鉛などが合成されていました。20世紀にはフェロセンの発見(1951年)が有機金属化学の爆発的発展を促し、様々な遷移金属錯体が研究されました。

代表的な有機金属化合物には以下のものがあります。

  • グリニャール試薬(有機マグネシウム化合物)——有機合成に広く使われる塩基・求核試薬
  • 有機リチウム化合物——強力な塩基・求核剤として有機合成に利用
  • フェロセン——鉄をサンドイッチ状に挟んだ安定な金属錯体
  • 有機スズ・有機鉛化合物——かつて農薬・塗料防汚剤に使われたが毒性問題で規制

現代では、パラジウムを用いたクロスカップリング反応(根岸カップリング・鈴木カップリングなど)が医薬品・電子材料の合成に欠かせない手法となっており、この分野の研究者がノーベル化学賞を受賞しています。また半導体製造・有機ELなど先端材料の分野でも有機金属化合物の重要性は増しています。

使い方・例文

医薬品の有効成分を合成するクロスカップリング反応や、有機ELディスプレイの発光材料には有機金属化合物が使われており、日常生活の身近な製品に深く関わっています。

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