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有形文化財とは?

ゆうけいぶんかざい

有形文化財とは、歴史上・芸術上・学術上価値の高い建造物や美術工芸品など、形ある文化的遺産の総称で、国や地方公共団体が保護・指定します。

有形文化財とは、文化財保護法にもとづき、「建造物・絵画・彫刻・工芸品・書跡・典籍・古文書・考古資料・歴史資料など、有形の文化的所産で我が国にとって歴史上・芸術上・学術上価値の高いもの」と定義されるカテゴリです。「無形文化財」(伝統芸能・工芸技術など)と対比して「有形」と呼ばれます。

有形文化財は保護の重要度に応じて階層的に指定されます。

  • 国宝:有形文化財のうち、世界文化の見地から特に価値が高いもの
  • 重要文化財:特に重要なもの(国宝はその中の特別指定)
  • 登録有形文化財:重要文化財より緩やかな基準で登録し、活用を促進する制度
  • 都道府県・市区町村指定文化財:地域レベルで重要なもの

建造物としては神社・仏閣・城郭・民家など、美術工芸品としては仏像・絵画・刀剣・陶磁器・染織品などが指定・登録の対象となります。所有者は修理・移転・輸出などに際して文化庁長官の許可を要し、修理費の補助制度も整えられています。

有形文化財の保護は、過去から現在・未来へと文化的記憶と技術を継承するための社会的な取り組みであり、観光振興や地域アイデンティティの形成にも深く関わっています。

使い方・例文

東大寺の大仏殿や法隆寺の金堂は国宝に指定された建造物の有形文化財です。地域の旧家に伝わる古文書や農機具が市区町村の指定有形文化財になっているケースもあります。

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