抜穂祭とは?
ぬきほまつり
抜穂祭とは、秋の収穫期に神社や皇室で行われる神事で、新穀の稲穂を神前に供えて収穫の恵みに感謝する伝統的な祭祀です。
抜穂祭(ぬきほさい)は、稲の収穫の時期に行われる神道の祭祀(さいし)です。神社や皇室の神田(しんでん)において、神に奉納するための稲穂を抜き取る儀式を中心とした行事であり、その年の収穫を神に感謝するとともに、新穀を最初に神前に捧げる意味をもちます。
抜穂祭は、春の田植え祭(御田植祭)と対をなす農耕儀礼の一環として位置づけられます。田植えの時期に五穀豊穣を祈願し、収穫の時期に感謝の礼を捧げるというサイクルが、古来の日本の農耕信仰の根幹をなしています。
抜穂祭が行われる主な場では以下のような特徴が見られます。
- 神職や巫女が白装束で神田に入り、鎌で稲穂を刈り取る
- 刈り取られた稲穂は清浄な形で神前に供えられる
- 宮中では「抜穂の儀」として天皇の神田で行われ、のちの新嘗祭(にいなめさい)につながる
- 全国の神社でも独自の作法に従い行われるが、規模や形式は社によって異なる
皇室においては、宮中の神田(御神田)での抜穂祭が毎年秋に行われており、11月に行われる新嘗祭(収穫感謝の最重要祭祀)の準備としての意味をもちます。日本の農耕文化と神道の結びつきを象徴する伝統行事として、現代も各地で続けられています。
使い方・例文
「神社の秋祭りで抜穂祭が執り行われた」「宮中の抜穂の儀に続いて新嘗祭が行われる」のように神社の祭礼や皇室行事を紹介する文脈で使われます。
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