御師とは?
おし
御師とは、神社・寺院に所属し、参詣者の案内・宿泊・祈祷などを専門に行った宗教的な職業人のことです。
御師(おし、おんし)とは、特定の神社や寺院に属して、全国各地の信者・参詣者に対して布教活動を行い、参詣の際には宿坊での接待・案内・祈祷の執行などを担った職業的な宗教者のことをいいます。
御師の活動が特に盛んだったのは伊勢神宮(三重県)で、伊勢御師(いせおし)は全国に「檀那場(だんなば)」と呼ばれる担当地域を持ち、毎年各地をまわって神宮の暦(伊勢暦)や神札を配布しながら参宮を勧めました。江戸時代には「お伊勢参り」が民衆の間に大流行し、その旅の手配・宿泊・案内はすべて御師が取り仕切りました。
御師の主な役割は以下の通りです。
伊勢以外にも、富士山・金毘羅・出羽三山など多くの霊場に御師が存在し、近世の宗教観光を支えるインフラとして機能しました。明治維新後の神社制度改革により御師制度は廃止されましたが、近世の信仰と旅文化を語る上で欠かせない存在です。
使い方・例文
江戸時代のお伊勢参りを扱った歴史の教科書や小説で、「御師の宿に泊まる」という形でこの言葉が登場します。
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