徒然草とは?
つれづれぐさ
徒然草とは、鎌倉時代末期に吉田兼好が書いた随筆で、人生・無常・自然・礼節などについて独自の視点で綴った日本三大随筆の一つです。
徒然草(つれづれぐさ)は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて吉田兼好(卜部兼好・兼好法師)が著した随筆作品です。全244段から構成され、無常観・処世術・自然観察・人物批評・故事などを独自の洗練された文章で記しています。
冒頭の「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」という書き出しは有名で、気ままに思うままを書き綴るという随筆の精神を端的に示しています。
内容はきわめて多岐にわたります。
- 無常観:万物は移ろうものという仏教的世界観
- 処世の心得:人づきあいや生活の知恵
- 美意識:「不完全なものにこそ趣がある」という感性(第137段「花は盛りに」など)
- 自然・季節・建築・食物などへの観察と批評
徒然草は枕草子・方丈記とともに日本三大随筆と称されます。室町時代以降に広く読まれるようになり、江戸時代には注釈書が多数書かれるほど人気を博しました。現代でも中学・高校の国語教科書に掲載される古典の定番であり、「徒然草」という言葉は「気ままな随筆」を指す普通名詞的な意味でも使われます。
使い方・例文
国語の授業では「仁和寺にある法師」(第52段)など有名な段を読み、兼好の独特のユーモアと教訓を学びます。
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