弾劾裁判とは?
だんがいさいばん
弾劾裁判とは、高い地位にある公務員や裁判官を罷免するために行われる、通常の裁判とは別の特別な裁判手続きのことです。
弾劾裁判(だんがいさいばん)とは、一般の刑事裁判や民事裁判とは別に設けられた特別な裁判手続きであり、高い公的地位にある人物の不正行為や職務違反を審査し、その職から罷免するかどうかを判断するものです。
日本では憲法および裁判官弾劾法に基づき、「裁判官弾劾裁判所」が設置されています。この裁判所は国会議員によって構成され、裁判官が職務上の義務違反や品位を著しく損なう行為を行った場合に、その裁判官を罷免する権限をもちます。衆参両院から各7名の計14名の弾劾裁判員で構成されるのが特徴です。
弾劾裁判の主なポイントは以下のとおりです。
- 通常の司法機関ではなく、立法機関(国会)が主体となる
- 日本では裁判官のみが対象(大統領制の国では大統領も対象になる)
- 罷免の訴追は「裁判官訴追委員会」が行う
- アメリカでは大統領・副大統領・連邦公務員が対象となる
アメリカにおける弾劾裁判は特に注目されやすく、下院が訴追(impeachment)を決議し、上院が裁判を行う二段階の仕組みをとります。歴史上、複数の大統領が下院で訴追されたが上院で罷免には至らなかった事例があります。弾劾制度は権力の乱用を抑制する民主主義的チェック機能の一つです。
使い方・例文
日本で「弾劾裁判」と言えば、職務上の問題行為を犯した裁判官を罷免するための手続きを指します。ニュースで「裁判官が弾劾裁判にかけられた」と報じられる場合がその典型例です。
この用語をシェア
最終更新: