強欲とは?
ごうよく
強欲とは、際限なく物や金銭・権力を欲しがり、それへの執着が非常に強い状態や性質を表す言葉です。
強欲(ごうよく)とは、金銭・財産・権力・地位などを過度に求め、満足することなく貪り続けようとする欲求の状態や気質を指します。「強い欲」という字義通り、通常の欲求の域をはるかに超えた執着として捉えられ、道徳的・倫理的に否定的な評価を伴う言葉です。
強欲は古来より宗教・哲学・文学において戒めの対象とされてきました。キリスト教では「七つの大罪(Seven Deadly Sins)」の一つ「貪欲(greed)」として位置づけられ、魂の堕落をもたらすものとされました。仏教でも「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」の三毒の一つとして貪欲(とんよく)を挙げ、苦しみの根本原因と説きます。
強欲が問題とされるのは、当人だけでなく周囲にも害をもたらしやすいためです。
- 他者の利益・権利を侵害する行為につながる
- 不正・腐敗・詐欺など社会的な悪の動機になりうる
- 人間関係を損ない、信頼や共同体の絆を壊す
- 自分自身も永遠に満足できず、精神的な苦痛を招く
経済・ビジネスの文脈では、「強欲な資本主義」「強欲な経営者」のように、際限ない利益追求を批判する際に使われます。一方で、適度な向上心・競争心とは区別されており、欲求の強さよりも他者への配慮を欠いた自己中心的な姿勢が「強欲」と見なされる核心です。文学・映画では強欲な人物が破滅へと向かう物語が多く描かれ、警告的なテーマとして繰り返し扱われています。
使い方・例文
際限なく財産を集め続け、他者を踏みにじる人物を評して「あの人は強欲だ」と言ったり、社会問題の文脈で「大企業の強欲が格差を生んでいる」と批判したりする場面で使われます。
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