床下機器とは?
ゆかしたきき
床下機器とは、鉄道車両の車体床面の下部空間に搭載された各種電気・機械装置の総称です。
床下機器(ゆかしたきき)とは、鉄道車両において客室・運転室などの居住空間を確保しつつ、車体の床面下側のスペースに配置された各種装置の総称です。電気・電子機器から機械系装置まで多岐にわたります。
床下機器の主な種類としては以下が挙げられます。
- 主制御器・インバータ装置 — 主電動機(モーター)への電力を制御する装置
- 補助電源装置(SIV・MG) — 照明・空調などの補助機器に電力を供給する装置
- 蓄電池箱 — 非常時の電源となるバッテリー
- 空気圧縮機(CP) — ブレーキや扉開閉に用いる圧縮空気を作る装置
- 空気タンク — 圧縮空気を蓄えるタンク
これらを床下に集約することで、車内空間を広く確保できるという大きな利点があります。一方、走行中は線路からの振動・衝撃・粉塵・飛び石、そして雨水や雪などの厳しい環境にさらされるため、防振・防塵・防水設計が不可欠です。
近年は電子機器の小型化・軽量化が進み、床下機器のコンパクト化と配置の最適化が図られています。また新幹線や高速鉄道では空力特性の観点からカバーで覆う設計が一般化しており、整備性と空力抵抗低減の両立が求められています。
使い方・例文
車両基地での定期検査では、床下機器を点検するためにピット上に車両を停め、作業員が下から各装置の状態を確認する作業が欠かせません。
この用語をシェア
最終更新: