ボルスタレス台車とは?
ぼるすたれすだいしゃ
ボルスタレス台車とは、車体と台車の間にある枕梁(ボルスタ)を省略し、空気ばねで直接車体を支える構造の鉄道車両用台車です。
ボルスタレス台車とは、鉄道車両の台車形式のひとつで、従来の台車に設けられていた枕梁(ボルスタ)と心皿を省略し、空気ばねによって車体を直接支える構造を採用したものです。1980年代以降、日本の通勤・近郊型電車を中心に急速に普及し、現代の電車台車の標準的な形式となっています。
従来の台車(ボルスタ付き台車)では、台車上部の枕梁と車体底部の心皿が接触・回転することでカーブを曲がる仕組みでした。ボルスタレス台車では、この枕梁と心皿を廃止し、4隅に配置した空気ばねが車体荷重を受け持ちながら、左右の空気圧差を調整することで操舵機能を果たします。
ボルスタレス台車の主なメリットは以下のとおりです。
- 部品点数の削減による軽量化と製造コストの低下
- 空気ばねの高い振動吸収性による乗り心地の向上
- 床面高さを低くしやすく、低床化・バリアフリー設計との相性が良い
- 台車のメンテナンスが簡略化できる
JRや私鉄の多くの近代型電車、新幹線の一部にもボルスタレス台車が採用されており、現代の鉄道車両技術を語る上で欠かせない概念です。
使い方・例文
通勤電車の台車をホームから覗き込んだ際に、車体と台車の間に大きなゴム状の空気ばね(ベローズ)はあっても金属製の枕梁が見当たらない場合、それがボルスタレス台車です。
この用語をシェア
最終更新: