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平調子とは?

ひらじょうし

平調子とは、箏(こと)の代表的な調弦法のひとつで、独特の哀愁ある音色をもたらし、日本の箏曲に広く用いられています。

平調子(ひらじょうし)は、箏(こと)において最も基本的かつ広く用いられる調弦法(チューニング)のひとつです。箏の13本の絃を特定の音程に調弦したもので、独特の音階音色を生み出します。

平調子の音楽的特徴として、以下が挙げられます。

  • 半音(短二度)を含む独特の音程配置が、哀愁や情感豊かな表現を可能にする
  • 西洋音楽でいえばフリジア旋法に近い音階的性格を持つ
  • 「さくらさくら」「六段の調」など日本的情緒の強い名曲に使われる
  • 日本の「和の音色」を代表するサウンドとして国内外に認識されている

平調子は江戸時代の箏曲家・八橋検校によって広められ、箏曲の標準的な調弦として定着しました。現代でも箏を習う際に最初に学ぶ調弦であり、初心者から上級者まで幅広い演奏者が用います。

平調子以外にも、雲井調子・乃木調子・六段調子など様々な調弦法が存在しますが、平調子は箏音楽の根幹をなす最重要の調弦として位置づけられています。

使い方・例文

箏で「さくらさくら」を演奏するとき、まず平調子に調弦することから始めます。その独特の半音の響きが、日本らしい情緒を醸し出します。

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