希ガスとは?
きがす
希ガスとは、周期表の第18族に属し、化学的にほとんど反応しない不活性な気体元素の総称です。
希ガス(きガス)とは、元素の周期表において第18族(旧称:0族)に分類される元素群の総称で、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)、ラドン(Rn)の6元素が含まれます。かつては「貴ガス(きガス)」とも呼ばれていましたが、現在は「希ガス」が一般的な表記として使われています。
希ガスの最大の特徴は、最外殻電子が完全に満たされている(閉殻)という電子配置にあります。ヘリウムは2個、それ以外の希ガスは8個の最外殻電子を持ち、この安定した配置のために他の原子とほとんど反応しません。このため「不活性ガス(inert gas)」とも呼ばれます。
代表的な希ガスの用途は以下のとおりです。
- ヘリウム:気球・飛行船の充填ガス、液化して超低温冷媒(MRIや核融合炉)
- ネオン:ネオンサインなどの放電管
- アルゴン:溶接時の保護ガス、白熱電球・蛍光灯の封入ガス
- キセノン:自動車のHIDヘッドライト、医療用麻酔薬
希ガスは空気中にも微量存在し、特にアルゴンは体積比で約0.93%と比較的多く含まれます。化学的安定性の高さから、精密な実験や産業用途で欠かせない物質です。
使い方・例文
実験室で化学反応をさせたくない雰囲気を作るとき、アルゴンや窒素などの不活性ガスで容器を満たす操作を「希ガス置換」と呼ぶことがあります。
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