市川右太衛門とは?
いちかわうたえもん
市川右太衛門とは、時代劇映画の黄金時代に活躍した日本の映画俳優で、「旗本退屈男」シリーズで知られる剣豪スターです。
市川右太衛門(1907〜1999年)は、大阪生まれの映画俳優で、戦前から戦後にかけて時代劇映画の主演スターとして一世を風靡しました。本名は浅井善之助といいます。
1920年代に映画界に入り、時代劇の剣客・侍役で頭角を現しました。特に有名なのは「旗本退屈男」シリーズで、額に十字の刀傷を持つ無頼の旗本・早乙女主水之介を長年にわたって演じ続け、このキャラクターは日本映画史上屈指の人気シリーズとなりました。「天下御免の向こう傷」という台詞とともに、市川右太衛門の代名詞として定着しています。
戦前・戦中の厳しい状況でも映画製作を継続し、戦後は時代劇映画の復興にも貢献しました。片岡千恵蔵とともに「時代劇の二大スター」として並び称されることが多く、両者の出演作は興行的にも大きな成功を収めました。
息子は俳優の北大路欣也で、親子二代にわたって映画・テレビ界で活躍するという輝かしい家系を築きました。市川右太衛門は日本の大衆映画文化、特に時代劇というジャンルの形成に大きな役割を果たした俳優として記憶されています。
使い方・例文
日本の時代劇映画を語る際に欠かせない人物として登場します。「旗本退屈男といえば市川右太衛門」という言い方で、特定の役柄とその俳優が不可分に結びついた例として紹介されることが多いです。
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