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工事進行基準とは?

こうじしんこうきじゅん

工事進行基準とは、長期工事の収益費用を工事の進捗度合いに応じて各会計期間に按分して認識する会計処理の方法です。

工事進行基準とは、建設工事や大型プラント工事など工期が複数の会計期間にまたがる長期請負工事において、その進捗度に応じて売上収益原価を各期に配分して計上する会計基準です。

長期工事の収益認識には大きく2つの方法があります。

  • 工事完成基準:工事が完成したときに一括して収益を認識する方法
  • 工事進行基準:工事の進捗に合わせて各期に収益を分割して認識する方法
工事進行基準では、決算日時点の工事進捗度(原価の発生割合や物理的な完成度など)を見積もり、その割合を工事請負金額に乗じた金額を当期の売上として計上します。

この基準が重視される理由は、経営実態を適切に反映するためです。たとえば3年かかる工事を完成基準で処理すると、最終年度に一括して巨額の利益が計上され、業績の実態が見えにくくなります。進行基準ではこれを平準化することで、投資家や債権者に正確な情報を提供できます。

日本の会計基準では、工期が1年を超え一定の要件を満たす工事に対して進行基準の適用が求められるケースがあります。近年は収益認識に関する会計基準(ASC 606やIFRS 15に対応した日本基準)の影響でさらに詳細なガイドラインが整備されています。

使い方・例文

建設会社が3年工期の大型ビル建設を受注した場合、各決算期末に工事の進捗度を算定し、それに応じた売上と利益を毎期の損益計算書に計上する際に使われます。

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