本文へスキップ

行基とは?

ぎょうき

行基とは、奈良時代の僧で、社会事業と民衆への布教活動によって広く慕われ、日本初の大僧正に任じられた高僧です。

行基(ぎょうき、668年〜749年)は、奈良時代に活躍した法相宗の僧で、仏教の民間布教と社会事業において先駆的な役割を果たした人物です。河内国現在大阪府)に生まれ、15歳で出家し、飛鳥寺・薬師寺などで学んだのちに各地を行脚しました。

行基は民衆の間で積極的に布教活動を行うとともに、橋・道路・溜め池・施薬院(医療施設)などのインフラ整備にも尽力しました。当初、朝廷は私度僧による民間布教を禁じる立場をとり、行基の活動を制限しようとしましたが、民衆の支持を得た行基の影響力は大きく、やがて朝廷もその活動を公認するに至りました。

東大寺の大仏造立(745年〜)に際しては、聖武天皇の求めに応じて全国で勧進(寄付集め・労働力確保)に奔走し、大仏建立を成功に導く上で大きく貢献したとされます。749年には僧の最高位である大僧正に叙せられ、これは日本史上初のことでした。「行基菩薩」とも称され、没後も長く民衆に敬われ続けています。

使い方・例文

「奈良の大仏建立を支えた行基」として歴史教科書に登場するほか、全国各地に行基が築いたとされる橋や溜め池が伝承されており、地域の歴史案内でも紹介されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語