居残り佐平次とは?
いのこりさへいじ
「居残り佐平次」とは、古典落語の演目で、無銭飲食をした男が機転と芸で遊郭に居座り続ける痛快な人情噺です。
「居残り佐平次」は古典落語の演目で、江戸・東京の落語界で長く親しまれてきた名作です。品川の遊郭を舞台に、仲間に置き去りにされ無一文になった佐平次が、機転と話術、芸の才能を駆使して遊郭に居座り続け、最終的に番頭から謝礼をもらって堂々と去るという筋立ての噺です。
この噺の魅力は、窮地に陥っても狼狽せず、むしろ状況を逆手にとって愉快に立ち回る佐平次のキャラクターにあります。遊び人風でありながら歌や踊りの才能を持ち、座敷を盛り上げることで自らの価値を示す様子は、江戸の庶民文化における機知と余裕を体現しています。
「居残り佐平次」の主な見どころは次のとおりです。
- 佐平次の機転と話術による状況の逆転
- 品川遊郭の風情や登場人物たちとのユーモラスなやり取り
- 遊び人と遊郭側の駆け引きが生む緊張感とおかしみ
この噺は映画監督・新藤兼人の脚本、小林正樹監督の映画『切腹』と並んで評価された映画の原作になるなど、演芸の枠を超えて注目されました。現代では立川談志・古今亭志ん朝・春風亭一之輔など多くの噺家が演じており、落語ファンの間で人気の高い演目の一つです。
使い方・例文
「今夜は『居残り佐平次』を聴きに寄席へ行こう」というように、落語の演目名として会話や番組案内に登場します。
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