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射影幾何学とは?

しゃえいきかがく

射影幾何学とは、平行線が一点で交わる「無限遠点」を導入し、図形の射影変換(透視変換)のもとで変わらない性質研究する幾何学のことです。

射影幾何学(projective geometry)とは、ユークリッド幾何学を拡張した幾何学の一分野です。ユークリッド幾何学では平行直線は交わりませんが、射影幾何学では「無限遠点」という特別な点を導入し、どの二直線も必ず一点で交わるという体系を構築します。これにより透視図法(遠近法)の数学的基盤が形成されます。

射影幾何学の主な特徴概念は以下の通りです。

  • 射影変換(射影):図形を一点から別の平面に投影する変換で、直線は直線に写り、接続関係が保たれます。
  • 双対性(duality):点と直線の役割を入れ替えても定理が成立する「双対の原理」があります。
  • 交比(cross-ratio):射影変換のもとで不変となる四点の比率で、射影幾何学の中心的な概念です。

射影幾何学の歴史は15世紀ルネサンス期の画家・建築家による遠近法の研究にさかのぼり、17世紀のジェラール・デザルグや19世紀のジャン=ヴィクトル・ポンスレらによって数学的な体系として整備されました。

現代では、射影幾何学はコンピュータビジョン(カメラキャリブレーション・3D再構成)、コンピュータグラフィックス(3D → 2D投影)、暗号理論(楕円曲線の射影座標)など幅広い分野で活用されています。

使い方・例文

線路が遠くに向かって一点に収束して見える透視図(パース)は、射影幾何学が描く無限遠点の視覚的な表れです。3DCGの描画エンジンでも射影変換が使われています。

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