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実現主義とは?

じつげんしゅぎ

収益は財やサービスを引き渡し、その対価を受け取る(受け取れる)状態になった時点で計上するという会計上の基本原則です。

実現主義とは、収益をいつ認識するかを定める会計の原則のひとつで、財やサービスの提供が完了し、その対価が確実に受け取れる状態になった時点で収益を計上するという考え方です。

実現主義が重視される理由は、収益の客観性と確実性担保するためです。資産価値が上昇しただけ(未実現の状態)では不確実性が高いため、実際に取引が成立した時点を基準にすることで、財務情報の信頼性を高めます。

実現主義における収益認識の要件は、一般的に次の二点とされてきました。

  • 財・サービスの引き渡しが完了していること(実現)
  • 対価として現金または換金性の高い資産を受け取れること(受取可能性)

ただし、近年は国際的な会計基準の変化に伴い、日本でも収益認識基準(IFRS 15号に対応)が導入されました。この基準では「履行義務の充足」という概念が中心となり、従来の実現主義をより精緻化した形での収益認識が求められています。

実現主義は発生主義会計の下位概念のひとつとして位置づけられ、現金主義との対比でも理解されます。現金を受け取った時点ではなく、取引の実態に基づいて収益を認識する点が特徴です。

使い方・例文

商品を販売して納品した時点で売上を計上するのが実現主義の典型例です。代金の回収が翌月であっても、納品完了時点で収益を認識します。

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