大棚とは?
おおだな
大棚とは、茶道の世界で用いられる格式の高い棚飾りの一種で、茶道具を飾り置くために使う大型の棚のことです。
大棚(おおだな)とは、茶道において茶道具を置くために使う棚のうち、比較的大型で格式の高いものを指す総称です。茶道の点前(てまえ)では、水指・茶器・柄杓・蓋置などの道具を棚に並べて行う「棚点前」があり、使用する棚の種類によって手順や作法が異なります。
棚は大きく「大棚」と「小棚」に分類されます。大棚は主に書院や広間の茶席で用いられる格調の高い棚で、代表的なものとして以下があります。
- 志野棚:武野紹鴎が好んだとされる古格の棚
- 桑小卓(くわこじょく):利休好みの桑材を使った棚
- 丸卓(まるじょく):円形の天板をもつ卓形の棚
- 更好棚(こうこうだな):表千家・裏千家などの家元が好んだ棚
茶道の棚は、使用する季節・茶会の格式・流派の流儀によって選び分けられます。大棚は特に格の高い席や正式な茶事において用いられることが多く、素材・形状・塗り仕上げにも流派ごとの美意識が反映されています。
道具を美しく配置して「見立て」の美を演出する棚は、茶道の空間づくりにおいて欠かせない要素であり、棚の選択そのものが亭主(もてなす側)の教養と感性を示すものとされています。
使い方・例文
茶道の稽古や茶会の場で、師匠が「今日は大棚で薄茶の点前をします」と言う場面や、棚点前の稽古で道具の配置・扱い方を学ぶ際に登場する用語です。
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