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外部経済とは?

がいぶけいざい

外部経済とは、ある経済主体の行動が市場を介さずに他者に利益をもたらす現象(正の外部性)のことです。

外部経済(がいぶけいざい、英: external economy / positive externality)とは、ある個人・企業・政府などの経済活動が、市場取引を通じることなく第三者に対して利益(プラスの効果)を与える現象です。「正の外部性」とも呼ばれ、逆に他者に損害を与える場合は「外部不経済(負の外部性)」といいます。

外部経済の具体的な例として、以下のものがよく挙げられます。

  • 養蜂業と果樹農家:養蜂家のミツバチが近隣の果樹を受粉させ、農家の収量を増やす
  • 教育:個人が高い教育を受けることで社会全体の生産性や治安が向上する
  • ワクチン接種:接種者が増えると「集団免疫」が形成され、接種していない人も感染リスクが下がる
  • インフラ整備:道路や港の整備により、周辺企業の物流コストが下がる

外部経済が存在する場合、市場に任せただけでは社会的に望ましい量より過少供給になる傾向があります(市場の失敗)。なぜなら、利益を生み出す主体はその恩恵の一部しか回収できないためです。そのため、政府は補助金の支給・税制優遇・直接供給(公教育など)といった介入によって適切な供給量を確保しようとします。外部経済の概念は環境経済学・公共経済学において中心的な分析道具の一つです。

使い方・例文

ワクチンを接種した人が増えるほど感染症の拡大が抑えられ、接種していない人にも恩恵が及ぶことが、外部経済の典型例としてよく説明されます。

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