国家承認とは?
こっかしょうにん
ある国が新たに成立した国や政府を独立した主権国家として公式に認める国際法上の行為です。
国家承認(Recognition of a State)とは、既存の国家が新たに誕生した国家または政府の存在を国際法上の主体として正式に認め、外交関係を築く意思を表明する行為です。
国家として認められるための要件については、1933年のモンテビデオ条約が代表的な基準を示しています。
- 恒久的住民が存在すること
- 明確な領域をもつこと
- 有効な政府が機能していること
- 他国と外交関係を結ぶ能力があること
国家承認には大きく二つの理論があります。「構成説」は、承認を受けることで初めて国際法上の主体になるという立場です。一方「宣言説」は、上記要件を満たせば承認の有無にかかわらず国家として成立するとし、承認は事実の確認にすぎないと考えます。現在の国際実践では宣言説が主流とされています。
承認は政治的側面も強く、同じ国際社会でも各国の立場によって承認するか否かが異なることがあります。コソボ独立(2008年)や台湾の国際的地位は、承認をめぐって各国の対応が分かれる典型例です。承認の有無は外交関係の樹立・条約締結・国際機関への加盟にも影響します。
使い方・例文
「多くの国が独立を宣言した新政府に国家承認を与えたことで、その国の国連加盟申請が現実味を帯びてきた」のように、独立運動や地政学的変化を扱うニュースでよく使われます。
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