回帰線とは?
かいきせん
回帰線とは、太陽が1年のうちに真上を通る最も高緯度の地点を結んだ緯線で、北緯・南緯約23.4度に位置します。
回帰線(かいきせん)とは、地球上において太陽が天頂(真上)を通過できる最も高い緯度を示す緯線のことです。北半球にある北回帰線(Tropic of Cancer)と、南半球にある南回帰線(Tropic of Capricorn)の2本があります。
地球の自転軸は公転面に対して約23.4度傾いているため、太陽の直射が届く緯度は季節によって移動します。夏至のころ(6月下旬)には北回帰線付近で、冬至のころ(12月下旬)には南回帰線付近で、太陽が真上に来ます。この「回帰」という名称は、太陽が一定の緯度まで北上・南下してから折り返す(回帰する)ことに由来します。
北回帰線は北緯約23.4度に位置し、メキシコ・サハラ砂漠・アラビア半島・インド・中国南部・台湾などを通ります。南回帰線は南緯約23.4度に位置し、ブラジル中部・ナミビア・オーストラリア中部などを通ります。
2本の回帰線に挟まれた熱帯地方は「熱帯」と呼ばれ、年間を通じて気温が高い地域です。気候・農業・生態系の分布を理解するうえで、回帰線は重要な地理的基準線となっています。
使い方・例文
世界地図や地球儀で「北回帰線」「南回帰線」として描かれた破線として確認でき、気候帯(熱帯・亜熱帯)を説明する際や、夏至・冬至の太陽の位置を解説する天文・地理の授業でよく登場します。
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