化政文化とは?
かせいぶんか
化政文化とは、江戸時代後期の文化・文政年間を中心に江戸の町人が担い手となって花開いた庶民文化です。
化政文化(かせいぶんか)は、江戸時代後期、主に文化・文政年間(1804〜1830年ごろ)に最盛期を迎えた文化の総称です。前代の元禄文化が上方(大坂・京都)の豪商を中心に発展したのに対し、化政文化は江戸の町人・庶民を中心として栄えた点が特徴です。
文学の分野では、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』や式亭三馬の『浮世風呂』といった滑稽本(こっけいぼん)が人気を集めました。また、曲亭馬琴(滝沢馬琴)の長編読本『南総里見八犬伝』も化政期の代表作です。俳諧では小林一茶が活躍しました。
絵画・版画では、葛飾北斎の『富嶽三十六景』や歌川広重の『東海道五十三次』に代表される浮世絵風景画が大きく発展しました。これらは後にヨーロッパの印象派にも影響を与えています。
化政文化の特色としては、出版業の発達により多くの人々が文化を享受できるようになったこと、旅・名所などをテーマにした作品が多く生まれたこと、そして洒落や風刺を好む江戸っ子気質が色濃く反映されていることが挙げられます。
使い方・例文
「化政文化を代表する作品として、北斎の浮世絵や一茶の俳句が歴史の授業で取り上げられる」のような使われ方をします。
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