利益誘導とは?
りえきゆうどう
利益誘導とは、政治家や権力者が特定の支持者・地域・団体に有利な政策や利権を配分することで、票や支持を獲得しようとする行為です。
利益誘導(りえきゆうどう)とは、政治家が国家・地方自治体の予算・政策・許認可などを特定の支持者・選挙区・業界団体に有利な形で配分し、見返りに選票や政治的支持を得ようとする行為・慣行を指します。
利益誘導が生まれる背景には、議員が個人票を確保するために自分の選挙区や支持母体に目に見える恩恵を提供しようとするインセンティブがあります。典型的なパターンとして以下のものが挙げられます。
- 地元へのダム・道路・空港・港湾などの公共事業の誘致
- 特定業界に有利な規制緩和・補助金・税優遇措置
- 地方交付税・補助金配分での選挙区優遇
- 公共機関・国有企業の地元への移転・設置
利益誘導政治は有権者にとって短期的に目に見えるメリットをもたらす一方、財政の非効率・公共資源の偏在・政策の歪みを生むという批判があります。日本では高度経済成長期に「利益誘導型政治」が発達し、田中角栄氏の列島改造論などがその象徴として語られます。民主主義の観点からは、公益より特定集団の利益を優先する点で問題視されることが多いです。
使い方・例文
選挙のたびに地元選挙区への高速道路延伸や新幹線誘致を約束して当選を重ねる議員の行動は、典型的な利益誘導の例として語られます。
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