初釜とは?
はつがま
初釜とは、新年最初に行われる茶道の茶会で、一年の茶の湯の稽古始めを意味する特別な行事です。
初釜(はつがま)とは、新年を迎えて最初に開かれる茶道の茶会・稽古始めのことです。毎年1月上旬(一般的には1月2日〜成人の日頃まで)に行われ、師匠が門弟や客を招いて新年の挨拶とともに茶を点てる格式のある行事です。
「釜」とは茶道で湯を沸かすために使う鉄製の器具のことで、「初釜」はその年に初めて釜をかけるという意味を持ちます。茶道において釜は道具の中でも特に重要視されるため、「初釜」という言葉がそのまま新年最初の茶会を指す言葉として定着しました。
初釜では新年にちなんださまざまな演出が施されます。
- 若水(元日の朝に汲んだ清らかな水)を使った点前
- 花びら餅など新年の銘菓・縁起物の菓子
- 松・梅・竹などおめでたい花材による床の間の飾り
- 格調ある茶道具の取り合わせ
- 袴姿や訪問着など正装での参加
初釜は単なる茶会にとどまらず、弟子と師匠が互いに新年の挨拶を交わし、稽古への決意を新たにする場でもあります。茶道の流派によって作法や形式は異なりますが、裏千家・表千家・武者小路千家の三千家をはじめ、多くの流派で新年の重要な行事として位置付けられています。茶道を学ぶ人にとって特別な晴れの場であり、一年の稽古の出発点となる大切な機会です。
使い方・例文
茶道教室に通う生徒たちが着物を着て師匠の自宅や茶室に集まり、新年の挨拶を交わしながら一服のお茶をいただくのが初釜の典型的な風景です。裏千家の初釜は毎年多くの門弟が参加する年始の一大行事として知られています。
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