内藤廣とは?
ないとうひろし
内藤廣とは、自然素材の活用と地域に根ざした設計を特徴とする日本の建築家で、海の博物館などで知られる人物です。
内藤廣(ないとう・ひろし)は、1950年神奈川県横浜市生まれの日本の建築家です。早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、フェルナンド・イゲラス建築設計事務所(スペイン)や菊竹清訓建築設計事務所での勤務を経て、1981年に内藤廣建築設計事務所を設立しました。東京大学大学院教授を経て、同大学副学長も務めた建築界の重要人物です。
内藤廣の建築の特徴として以下の点が挙げられます。
- 木材・石・土など自然素材の積極的な活用
- 地域の気候・風土・文化に寄り添った設計姿勢
- 構造と空間の一体化による力強くも温かみのある表現
- 長期的な視点で建物の経年変化を考慮した耐久性の追求
代表作のひとつである三重県鳥羽市の「海の博物館」(1992年)は、木造集成材を使った大スパン屋根が特徴的で、日本建築学会賞、吉田五十八賞などを受賞した名作として建築関係者に広く知られています。他にも島根県立古代出雲歴史博物館(2007年)や高知駅(2008年)なども代表的な作品です。
内藤廣は「建築は環境である」という考えのもと、自然・文化・人間の営みが調和する空間の実現を追求しています。その姿勢は多くの若い建築家に影響を与えています。
使い方・例文
建築雑誌や地域の公共施設を紹介する文脈で「内藤廣の設計による海の博物館は、木造の大空間が漁業文化を静かに伝えている」のように言及されます。
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