ヨアン・ウツソンとは?
よあん・うつそん
ヨアン・ウツソンはデンマークの建築家で、シドニー・オペラハウスを設計し、貝殻状のシェル屋根で20世紀建築の象徴的作品を生み出した人物です。
ヨアン・ウツソン(Jørn Utzon、1918〜2008年)はデンマーク・コペンハーゲン生まれの建築家です。コペンハーゲン芸術アカデミーで建築を学び、フィンランドのアアルトやアメリカのライト・ミースら近代建築の巨匠を訪問しながら自らの思想を形成しました。
ウツソンの名を世界的に知らしめたのはシドニー・オペラハウスです。1957年の国際設計競技で選出されたこの案は、シドニー湾に浮かぶ白い貝殻(または帆)を連想させるシェル構造の屋根が特徴で、1973年に完成しました。構造的に未解決だった屋根の形状は、後に「球の表面から切り取った部分」というアイデアにより解決され、プレキャストコンクリート工法で実現しました。
しかし政治的対立により1966年に設計途中でプロジェクトを離れ、完成後も本人はオペラハウスを再訪しませんでした。それでも2003年には建築界最高の栄誉とされるプリツカー賞を受賞し、その業績が改めて評価されました。シドニー・オペラハウスは2007年にユネスコ世界遺産に登録されています。
使い方・例文
建築の教科書でシェル構造や有機的フォルムを語るとき、ヨアン・ウツソン設計のシドニー・オペラハウスは、挑戦的なビジョンが形になった20世紀の金字塔として引用されます。
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