六十四卦とは?
ろくじゅうしけ
六十四卦とは、易経における8つの卦(八卦)を2つ組み合わせた64種類の象徴的図形で、宇宙の変化や人事を読み解く体系のことです。
六十四卦(りくじゅうしけ)とは、中国古典の占いの書『易経(えきけい)』の中核をなす64種類の「卦(け・か)」の総称です。三本の陰(- -)または陽(—)の線を組み合わせた8種類の三爻卦(八卦)を2つ重ねることで、6本の線からなる六爻卦が64通り生まれます。これが六十四卦です。
八卦は「乾(けん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)」の8つで、それぞれ天・沢・火・雷・風・水・山・地に対応し、自然現象や方位・季節などを象徴します。六十四卦はこれら八卦を上下に組み合わせたもので、それぞれに固有の名前・卦辞(かじ)・爻辞(こうじ)が与えられています。
六十四卦の主な役割と特徴は以下のとおりです。
- 宇宙・自然・人間社会のあらゆる変化の状態を64段階で表現する
- 各卦の卦辞(全体の意味)と6本の線それぞれの爻辞(個別の意味)で状況を読み解く
- 吉凶・行動の指針・心構えを問う占いの手がかりとして用いられる
- 陰陽の変化原理に基づくため、固定的な吉凶ではなく「変化の流れ」を示す
六十四卦は単なる占いの道具にとどまらず、儒教的な倫理観・宇宙論・弁証法的思考と結びつき、中国哲学の基礎的思想体系を形成しました。ライプニッツが二進法との類似を指摘したことでも知られ、東洋思想の象徴として現代にも広く研究されています。
使い方・例文
易占いを行う際、筮竹(ぜいちく)やコインを使って六つの爻(こう)を導き出し、六十四卦のどれに当たるかを判断することで、現在の状況や今後の展開について指針を読み取ります。
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