公正価値とは?
こうせいかち
公正価値とは、市場参加者間で資産を売買または負債を移転する際に成立すると想定される価格のことです。
公正価値(Fair Value)とは、測定日時点において、市場参加者同士が独立した立場で行う秩序ある取引において、資産を売却または負債を移転する際に受け取るまたは支払うと想定される価格を指します。国際財務報告基準(IFRS)や米国会計基準(US GAAP)などで広く採用されている概念です。
公正価値の測定にはインプットのレベルという概念があり、以下のように階層化されています。
- レベル1:活発な市場での同一資産・負債の公表価格(最も信頼性が高い)
- レベル2:直接・間接に観察可能なレベル1以外のインプット
- レベル3:観察不能なインプット(企業独自の仮定に基づく)
公正価値の概念は、資産や負債の実態をより正確に財務諸表に反映させることを目的としており、取得原価主義では捉えられない市場の変動や経済的実態を開示するうえで重要な役割を果たします。金融商品、投資不動産、事業結合における資産評価など、様々な場面で適用されます。
使い方・例文
例えば、企業が保有する上場株式の公正価値は、期末時点の市場終値で評価されます。一方、非上場株式の場合はレベル3に該当し、将来キャッシュフローの割引現在価値などの評価モデルを用いて算定します。
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