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優性・劣性とは?

ゆうせい・れっせい

遺伝において、対立する遺伝子のうち表現型として現れやすい側を優性、隠れやすい側を劣性と呼ぶメンデル遺伝学の基本概念です。

優性・劣性(ゆうせい・れっせい)は、メンデル遺伝学における基本概念で、ひとつの形質に関して対立する遺伝子(アレル)が一緒に存在するとき、表現型として現れるほうを「優性」、隠れて現れないほうを「劣性」と呼びます。英語では dominant(優性)・recessive(劣性)と表記されます。

たとえばエンドウ豆の種子の色において、黄色と緑色の遺伝子を両方持つ場合、種子の色は黄色になります。このとき黄色の遺伝子が「優性」、緑色の遺伝子が「劣性」です。劣性の遺伝子は表現型には現れませんが、遺伝情報としては次世代に受け継がれます。

重要な注意点として、「優性」「劣性」は遺伝子の強さや価値の優劣を示すものではありません。この誤解を避けるため、日本遺伝学会は2017年に「優性」を「顕性(けんせい)」、「劣性」を「潜性(せんせい)」に改める改定を提案しています。

優性遺伝・劣性遺伝のパターンを理解することは、遺伝性疾患の発症リスクや形質の遺伝様式を予測する遺伝カウンセリングにおいて基礎的な知識となっています。

使い方・例文

血液型の遺伝やある遺伝病が親から子へ受け継がれる仕組みを説明するとき、優性・劣性(顕性・潜性)の概念が使われます。

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