倒置とは?
とうち
文の中で言葉が並ぶ通常の順序をあえて入れ替えることで、特定の部分を強く印象づける表現方法のことです。
倒置とは、文の中で言葉が並ぶ通常の順序をあえて入れ替えることで、特定の部分を強調したり、印象を強めたりする表現方法のことです。文法上は「主語・述語」などの決まった語順がありますが、倒置ではこの順序を崩して表現に変化を持たせます。
例えば「美しい花が咲いた」という文を「咲いた、美しい花が」のように述語を先に置くと、咲いたという出来事や、その様子への感動がより強く伝わります。このように、伝えたい内容を文の後半に置くのではなく前面に押し出すことで、読み手や聞き手の注意を強く引きつける効果が生まれます。
倒置は日常会話でも使われますが、特に詩や小説、スピーチなどの文学的、修辞的な表現の技法として意識的に用いられることが多くあります。国語の学習では、比喩や反復などと並ぶ表現技法の一つとして取り上げられ、文章に込められた意図や効果を読み取る手がかりとされています。文章の印象を大きく変える技法として、作文や文章表現の指導でも紹介されることがあります。
使い方・例文
「行こう、あの山の向こうへ」という一文には、倒置による強い意志が表れています。
この詩人は、感動を強めるために倒置をたびたび用いています。
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