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保存環境管理とは?

ほぞんかんきょうかんり

保存環境管理とは、文化財や図書・文書などの資料を長期保存するため、温度・湿度・光・汚染物質などの環境条件を適切に制御・監視する取り組みです。

保存環境管理とは、博物館図書館・文書館・収蔵施設などにおいて、所蔵する資料の劣化を防ぎ長期保存を実現するために、収蔵空間の環境条件を科学的に管理する手法の総称です。

資料の劣化は温度・湿度・光・微生物大気汚染物質・虫害など多様な要因によって引き起こされます。保存環境管理では、これらの要因をモニタリングし、資料の種類や材質に応じた最適な環境を維持することが求められます。

主な管理項目は以下のとおりです。

  • 温湿度管理:変動の少ない適正範囲の維持(紙資料は概ね温度16〜22℃・相対湿度45〜60%が目安)
  • 光管理:紫外線・可視光線の照度・照射時間の制限
  • 大気環境:粉塵・酸性ガス・揮発性有機化合物の除去
  • 生物被害対策:IPM(総合的有害生物管理)による虫・カビの防除

近年はデータロガーによる継続的なモニタリングや、空調システムとの連動による自動制御が普及しています。保存環境管理は、修復処置と並んで予防的保存(preventive conservation)の核心をなす活動として、文化財保護の国際基準でも重要視されています。

使い方・例文

古文書を収蔵する書庫に温湿度計データロガーを設置し、記録された変動グラフをもとに空調設定を調整することで、紙の劣化を最小限に抑える管理が行われます。

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