伸縮装置とは?
しんしゅくそうち
伸縮装置とは、橋梁や建物などの構造物が温度変化や地震による変形に対応できるよう設けられた、動きを吸収する継ぎ目部品のことです。
伸縮装置(しんしゅくそうち)とは、橋梁・高架道路・建築物などの構造物において、温度変化・地震・交通荷重などによる伸び縮みや変形を吸収するために設けられる継ぎ目構造のことです。英語では「エキスパンションジョイント(Expansion Joint)」とも呼ばれます。
構造物は気温の変化によって必ず膨張・収縮します。たとえば長大橋では夏と冬の温度差が数十度に及ぶこともあり、鋼材や コンクリートが数センチ単位で変形することがあります。この変形を逃がさずに固定してしまうと、構造物内部に大きな応力が生じ、亀裂や破損の原因になります。伸縮装置はその変形を吸収する「遊び」として機能します。
橋梁用の伸縮装置には主に以下のタイプがあります。
- ゴム製継ぎ目(フィンガージョイント):小規模な変形向け
- 鋼製フィンガージョイント:大型橋梁向けで耐久性が高い
- モジュラー型:大きな変位に対応できる多分割構造
道路橋の伸縮装置はタイヤと直接接触するため、走行時に「ガタン」という衝撃音や振動の原因にもなります。定期的な点検・補修が必要な消耗部品であり、老朽化すると雨水が桁内部に浸入して腐食を招くため、インフラ保全上重要な部位とされています。建築物では外壁・床・配管など多様な箇所に設置されます。
使い方・例文
老朽化した橋を渡る際に感じる段差の振動は、多くの場合、伸縮装置の劣化が原因です。また高層ビルの外壁に一定間隔で設けられた細い溝も伸縮装置の一種です。
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