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不換紙幣とは?

ふかんしへい

不換紙幣とは、金や銀などの正貨(実物資産)との兌換(交換)が保証されていない紙幣で、国家・中央銀行の信用を裏付けとして流通する通貨です。

不換紙幣(ふかんしへい、Fiat Money)とは、発行者(中央銀行や政府)が保有する金・銀などの貴金属と交換する義務を負わず、国家の強制通用力信用のみを裏付けとして流通する紙幣のことです。「兌換(だかん)」とは紙幣を正貨(金や銀)と交換することを意味し、その交換ができない(不換)ことから不換紙幣と呼ばれます。

対義語は「兌換紙幣(金兌換紙幣)」で、かつて金本位制の時代には発行された紙幣と同量の金が保有されていることが保証されていました。20世紀以降、各国は相次いで金本位制から離脱し、現在世界のほぼすべての国の法定通貨が不換紙幣となっています。日本でも第二次世界大戦後の混乱期を経て、現在の日本銀行券(円)は完全な不換紙幣です。

不換紙幣の特徴と課題は以下のとおりです。

  • 政府・中央銀行が経済状況に応じて柔軟に通貨供給量を調整できる
  • 財政政策・金融政策の手段として機能する
  • 過度な発行はインフレーション(物価上昇)を招くリスクがある
  • 通貨の価値は発行国の信用・経済力に依存する

現代の国際金融システムはすべて不換紙幣を前提として設計されており、その安定的な運用には中央銀行の独立性と規律ある金融政策が不可欠とされています。

使い方・例文

経済学の授業や金融の解説記事で「現代の円やドルはすべて不換紙幣であり、金との交換は保証されていない」と説明される場面や、金本位制との比較で登場します。

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