上山春平とは?
うえやましゅんぺい
上山春平(かみやま しゅんぺい)は、20世紀日本を代表する哲学者・思想史家で、京都学派の流れを汲む研究者です。
上山春平(1921〜2012年)は、日本の哲学者・思想史家です。京都大学で哲学を修め、同大学教授として長年にわたり教鞭をとりました。西田幾多郎や田辺元を中心とする京都学派の思想的系譜を引き継ぎながら、独自の視点で日本哲学の体系化に取り組みました。
上山の研究領域は幅広く、日本文明論・科学哲学・政治哲学にまたがります。とりわけ「縄文文化」への深い関心で知られ、縄文時代の文化的達成を日本文明の原点として評価する議論を展開しました。著書『縄文時代の世界観』などは、考古学と哲学を横断する挑戦的な試みとして注目されました。
また、梅棹忠夫・川喜田二郎らとともに「知的生産の技術」をめぐる議論にも参加し、学問の方法論についても積極的な発言を行いました。戦後の論壇では、近代化・民主主義・日本文化の固有性といったテーマに正面から向き合い、イデオロギーにとらわれない実証的な姿勢を貫きました。
その思想は、日本独自の哲学的伝統と現代的課題を橋渡しするものとして、今日でも研究者の間で参照され続けています。
使い方・例文
「上山春平の縄文文明論は、日本文化のルーツを問い直す視点として今も議論される」のように、日本思想・文化論の文脈で名前が挙がります。
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