三端子レギュレータとは?
さんたんしれぎゅれーた
三端子レギュレータとは、入力・出力・接地の3本の端子を持ち、入力電圧から一定の直流電圧を安定して出力する線形電圧安定化ICです。
三端子レギュレータ(three-terminal regulator)は、電子回路に安定した直流電圧を供給するための集積回路(IC)です。名称のとおり、入力(IN)・出力(OUT)・接地(GND)の3本の端子だけで構成されており、少ない外付け部品で電圧安定化(レギュレーション)を実現できます。
代表的な製品として、5Vを出力する「LM7805」シリーズや、3.3V出力の「LM1117-3.3」などが広く知られています。出力電圧が固定されている固定型と、外付け抵抗により任意の電圧を設定できる可変型(LM317など)があります。
動作原理はリニア(線形)方式で、入力電圧と出力電圧の差を熱として消費することで出力を安定させます。そのため設計がシンプルで出力ノイズが少ない反面、入出力の電位差が大きい場合は発熱が大きくなり、効率面でスイッチング電源に劣ります。
利用時の主なポイントは次のとおりです。
- 入力電圧は出力電圧より少なくとも1〜2V以上高くする必要がある(ドロップアウト電圧)
- 大電流を扱う場合は放熱板(ヒートシンク)を取り付けて熱対策を行う
- 入出力にバイパスコンデンサを接続して安定性を高める
マイコン・センサーモジュールなど低消費電力回路の電源として電子工作や産業機器で広く使われており、入門者でも扱いやすい部品として知られています。
使い方・例文
Arduinoや各種マイコンボードへの電源供給に使われる回路で、9V電池の電圧を5Vに落とすために三端子レギュレータが用いられる場面が典型的な例です。
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