三井高利とは?
みついたかとし
三井高利とは、江戸時代に越後屋呉服店と両替商を創業し、現在の三井財閥・三越デパートの礎を築いた商人です。
三井高利(みつい たかとし)は、1622年伊勢国(現・三重県)松阪生まれの江戸時代の商人。松阪の商家に生まれ、若い頃から商才を発揮した。1673年に江戸・日本橋に呉服店「越後屋」(後の三越の前身)を開業したことで知られる。
越後屋の経営に際して高利が導入した革新的な商法が、日本の商業史に大きな影響を与えた。
- 「現金掛け値なし」—掛け売り・値引き交渉が常識だった時代に、正札通りの現金一括払いを徹底した
- 「切り売り」—従来、反物は丸ごと購入が前提だったが、必要な長さだけを切って販売した
- 「見世(店頭)販売」—顧客が店に来て商品を選ぶ形式を整備し、商業の近代化に貢献した
さらに両替商も開業し、金融事業にも進出。この事業が後に三井銀行(現・三井住友銀行)へと発展する。高利の商法は利便性と信頼を重視したもので、庶民に支持され急成長した。1694年に死去した後も、彼が築いたビジネスモデルは三井家によって受け継がれ、明治以降の三井財閥へとつながっていった。
使い方・例文
「三井高利が始めた『現金掛け値なし』の商法は、日本の商業習慣を根本から変えたビジネスモデルの革新だった」という形で日本経済史の文脈で使われます。
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