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一重切とは?

いちじゅうぎり

一重切とは、竹の節を一つだけ残してつくられた竹製の花入れで、茶の湯で用いられる代表的な竹花入れの形式です。

一重切(ひとえぎり)とは、茶の湯茶道)で使われる竹製の花入れの形式のひとつで、竹の筒に節(ふし)を一か所だけ設けた作りのものをいいます。節の位置や切り口のかたちによって印象が大きく変わるため、茶人の美意識が表れる道具のひとつとして重んじられています。

竹の花入れは「掛け花入れ」として床柱などに掛けて使うことが多く、一重切もその代表的な形式です。節が一つのため、内部の空間が分断されず、水を入れて花を生けやすい構造になっています。竹の素材感・侘びた風合いが草庵の茶席に合うとされ、特に夏の茶事や草風(そうふう)の席で好まれます。

千利休が竹の花入れを好んだことから竹花入れは茶道において特別な位置づけを持ちます。一重切・二重切などの形式の違いは、節の数と配置によって分類されます。竹花入れは古いほど竹が枯れて色が変わり、その経年変化もまた「景色」として鑑賞されます。

茶道具全般において花入れは「床の間の主役」とされ、一重切はその中でも侘び茶の精神に合致したシンプルな美しさを持つ名品が多く伝わっています。

使い方・例文

茶室の床の間に竹を斜めに掛け、一輪の花を添える場面などで一重切が用いられます。茶道具の解説や骨董の目利きの文脈でも登場します。

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