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ヴェスペレとは?

う゛ぇすぺれ

ヴェスペレとは、キリスト教の晩課(夕べの礼拝)のことで、その典礼で歌われる音楽作品を指す場合にも使われる音楽・宗教用語です。

ヴェスペレ(Vesperae)とは、ラテン語で「夕べ」を意味する語を語源とするキリスト教礼拝の一つで、日没前後に行われる「晩課(ばんか)」を指します。カトリック教会の聖務日課(毎日決まった時間に行われる祈り)の中の一つで、グレゴリオ聖歌をはじめとする聖歌・合唱が伴う場合が多いです。

音楽の分野では、この晩課のために作曲された声楽・器楽作品を「ヴェスペレ」と呼びます。作曲家が典礼テキスト(詩篇・マニフィカトなど)に曲をつけて礼拝の場で演奏するために書かれた宗教音楽です。

代表的な作品としてヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの「荘厳晩課(Vesperae solennes de confessore K.339)」があります。ソプラノのアリア「ラウダーテ・ドミヌム」を含むこの作品は、演奏会でも頻繁に取り上げられる名曲として知られています。

バロック・古典派・ロマン派の多くの作曲家がヴェスペレを書いており、ヘンリー・パーセルやモンテヴェルディの作品も有名です。現代でも合唱団や管弦楽団が演奏会プログラムに取り上げ、宗教音楽の重要なジャンルとして親しまれています。

使い方・例文

クラシックコンサートのプログラムに「モーツァルト:ヴェスペレ K.339」と記載されていたり、教会音楽の解説で「晩課のための宗教声楽曲」として紹介される場面でこの語が登場します。

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