ヴァシーリー・チュイコフとは?
う゛ぁしーりーちゅいこふ
ヴァシーリー・チュイコフとは、第二次世界大戦のスターリングラード攻防戦で市街戦を指揮し、ドイツ軍の侵攻を食い止めたソ連の名将です。
ヴァシーリー・イワノビッチ・チュイコフ(Vasily Ivanovich Chuikov、1900〜1982年)は、ソビエト連邦の軍人であり、第二次世界大戦中に最も過酷な戦闘の一つとされるスターリングラード攻防戦(1942〜1943年)において卓越した指揮を発揮しました。
農民の家庭に生まれ、若くしてロシア内戦に参加して頭角を現したチュイコフは、第62軍の司令官としてスターリングラードの守備を任されました。ドイツ軍が市内に迫る絶望的な状況の中、彼は「市街戦の鉄則」として近接格闘戦術を採用しました。敵の爆撃・砲撃を無力化するために、前線をドイツ軍陣地に限界まで接近させ「ハグ戦術」とも呼ばれる密着戦を展開しました。
この戦いはヴォルガ川岸の一片の土地をめぐる凄惨な消耗戦となりましたが、チュイコフ率いる第62軍はついに市内を手放さず、1943年のドイツ第6軍降伏につながる反転攻勢の起点を作りました。スターリングラードはドイツの東部戦線における転換点となり、ナチス・ドイツの敗北への大きな一歩となりました。
戦後もソ連軍の要職を歴任し、元帥の称号を得てソ連英雄に二度輝いた歴史的な軍人として記憶されています。
使い方・例文
第二次世界大戦の書籍や映像で「チュイコフはスターリングラードの廃墟で部隊を鼓舞し、不屈の抵抗を続けた」と紹介されることがあります。
この用語をシェア
最終更新: