ワイツゼッカーとは?
わいつぜっかー
リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカーは、戦後ドイツの第6代連邦大統領として「過去への正視」を国民に訴え続けた政治家です。
リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー(1920〜2015年)は、ドイツ連邦共和国の第6代大統領(在任1984〜1994年)を務めた政治家です。キリスト教民主同盟(CDU)に所属し、ベルリン市長なども歴任しました。
彼の名を世界に知らしめたのは、1985年5月8日の第二次世界大戦終戦40周年記念演説です。この演説で彼は「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」という有名な言葉を述べ、ナチズムの犯罪と向き合い歴史的責任を明確に認めることの重要性を説きました。この姿勢は戦後ドイツの歴史認識の模範として、国際社会から高く評価されています。
彼の演説が示した主な論点は以下の通りです。
- 5月8日は「敗北の日」ではなく「解放の日」である
- ナチズムによる犯罪を直視し記憶し続けることが民主主義の礎となる
- 過去の責任を次世代も引き継ぐべきだという呼びかけ
その後もヴァイツゼッカーは国内外で道徳的権威として発言を続け、ドイツ再統一前後の時代においても国民統合のシンボル的存在でした。歴史的責任と現在・未来との関係を問い続けた言葉は、今日の国際社会においても引用され続けています。
使い方・例文
「ヴァイツゼッカーの演説」という表現で、歴史と向き合う政治姿勢の手本として学校教育や国際政治の議論でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: