ローザリンド・フランクリンとは?
ろーざりんどふらんくりん
ローザリンド・フランクリンとは、DNAの二重らせん構造の解明に決定的な貢献をしたイギリスの生化学者・X線結晶学者です。
ローザリンド・フランクリン(1920〜1958年)は、イギリス出身の生化学者・X線結晶学者で、DNA構造の解明において欠かすことのできない役割を果たした科学者です。ロンドン大学キングス・カレッジに在籍中に撮影した「写真51号」と呼ばれるDNAのX線回折像は、DNAが二重らせん構造を持つことを示す最も重要な実験データの一つとなりました。
フランクリンの研究手法は、X線をDNA結晶に照射して得られる回折パターンから分子構造を推定するというものです。彼女が得たデータは、ワトソンとクリックがDNA二重らせんモデルを構築する際に決定的な証拠として機能しましたが、彼女自身は十分な謝辞を受けることなく1958年に卵巣がんで37歳の若さで亡くなりました。
1962年にワトソン、クリック、ウィルキンスがノーベル生理学・医学賞を受賞しましたが、フランクリンはすでに他界していたため授賞対象外となりました。科学史における彼女の貢献が正当に評価されるようになったのは死後のことで、現在では科学界における女性の先駆者として、また功績が過小評価された科学者の代名詞として広く知られています。石炭・石墨のX線結晶学的研究でも成果を上げるなど、多方面で卓越した業績を残しています。
使い方・例文
DNAの構造解明の歴史について学ぶ際や、科学界における女性研究者の貢献・評価の問題を論じる文脈でローザリンド・フランクリンの名が取り上げられます。
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