ロメオ・ダレールとは?
ろめおだれーる
ロメオ・ダレールは、1994年のルワンダ虐殺の際に国連平和維持部隊司令官を務めたカナダ人将軍で、虐殺防止に動けなかった経験を世界に伝え続ける人物です。
ロメオ・ダレール(Roméo Dallaire、1946年生まれ)は、カナダ軍の元中将・政治家。1993年から1994年にかけてルワンダに展開した国連ルワンダ支援団(UNAMIR)の司令官を務めたことで国際的に知られています。
1994年4月から約100日間にわたって行われたルワンダ虐殺では、フツ族過激派によってツチ族を中心に推定80万〜100万人が殺害されました。ダレールは虐殺の兆候を事前に察知し、国連本部に武力介入の許可を求めましたが、本部はリスクを恐れて拒否。限られた権限と兵力の中で、現地に留まり可能な限りの住民保護に努めました。
この経験をもとに書いた回顧録『悪魔と握手して(Shake Hands with the Devil)』(2003年)は国際的なベストセラーとなり、国際社会の不作為と「保護する責任(R2P)」の重要性を訴える書として高く評価されました。ダレール自身は帰国後に重度のPTSDに苦しみ、その経験もオープンに語り、退役軍人のメンタルヘルス支援にも力を注いでいます。
帰国後はカナダ上院議員を務め(2005〜2014年)、子ども兵士問題や大量虐殺防止の啓発活動に取り組んでいます。
使い方・例文
「ダレール将軍の証言は、なぜ国際社会はルワンダを救えなかったのかという問いに向き合う上で、最も重要な一次資料の一つです。」
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